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Vol.18 チェリー・プラム 霊的な源とつなげて光で満たす

CHERRY PLUM
学名:Prunus cerasifera
和名:ベニバスモモ

【エッセンスが必要な状態】 

感情が抑制できない。
自暴自棄になる。

【エッセンスで得られる効果】 

精神的な強さとバランスが取り戻される。
霊的な力の源と接触できるようになり、落ち着きを得る。

無限に広がる恐れが、心のバランスを崩す

 何kgの重さまであなたは押しつぶされることなく、荷物を背負うことができるでしょうか? 50kg? 100kg?  これは計測可能な問いかけです。量ることによって、その値を知り、周りの人々と比べて、 自分がどのくらいのレベルにあるかを割り出すことができます。
 人並み以上、あるいはごく平均的。自分の力の限界を知ることは物事を押しはかる基準になり、精神に安定を与えます。 耐えられるものとそうでないものの区別がつくからです。

 バッチ博士は、チェリー・プラムのマイナスの状態について「緊張しすぎている心のおびえ、理性を失ってしまうほどの恐怖、 何か恐ろしいことをしでかしてしまうのではないかという衝動に駆られた心の状態」と記しています。

 この文章を読むかぎり、精神的にかなりひどい状態に見えます。しかし、これほど緊迫した状態でなくても、 ストレス社会を生きる現代人は、バッチ博士が指摘したチェリー・プラムのマイナス状態を大なり小なり経験しているものと思われます。
 現実的に計測できる重荷や苦痛に対して、人は対応することができるでしょう。けれども、自分の恐れている事態に関しては、 どこまで精神がその恐れをコントロールして正気のままでいられるか測定するのは、ほとんど不可能といえます。 このために実際にはそれほど危機的な状態ではないときでも、頭と心でイメージされた恐れによって、精神はバランスを失うことがあります。
 これがチェリー・プラムを必要とするマイナスの状態です。

緊張してパニックになりそうなとき救われる

 この状態を個人的に経験した、ある出来事があります。オーストラリアに滞在中、 パートナーと一緒にコンサートに行ったときのことでした。私の座席は、ホールの中央にあり、周囲をぐるりと外国の方々に囲まれた場所でした。 元々人に囲まれることが苦手な私は、途中で具合が悪くならないように、ズボンのボタンをはずし、 呼吸が楽にできるようスカーフもゆるめてコンサートが始まるのをじっと待っていました。いよいよ歌手が美しい曲を歌いだすと、 ホールは集中して、しんと静まりかえります。
 しかし、私の頭の中は、精神的な恐れと戦うことでいっぱいでした。
 「具合が悪いから外に出たいと今言ったとしたら、周りの人々をかきわけて出なくてはならない。とても迷惑だろう。ゆっくり呼吸を続ければ、 きっとこの気分の悪さは消えるはず。吐きそうにならないように、これ以上気持ちが悪くならないように!」
 結局このときは、ホールの外に出て吐いてしまい、コンサートはあきらめて、パートナーに家まで送ってもらうことになりました。

 もっと早い時点で、あっさりと具合の悪さに白旗を揚げていればよかったのかもしれませんが、 何とか自分でコントロールしようともがくことで、より一層、コントロール不能になることへの恐れを生み出してしまっていたのです。
 この体験以来、苦手な状況に身を置くときには、チェリー・プラムかレスキューレメディー(チェリー・プラムも入っているファイブフラワー・ エッセンス)を用意するようになりました。チェリー・プラムは気が狂わんばかりの心の緊張に救いをもたらしてくれるからです。

チェリー・プラムの木の下にいると、心が落ち着く

 チェリー・プラムの白い花は、日本の桜と同じく葉が出る前に花のみが満開になります。 黒い木の幹にまっ白な花があふれるように咲き乱れる姿は、見る者の心をハッとさせます。風が吹くとチラチラと花びらが舞い落ちて、 あちらこちらの大地に、白く輝く花びらの塊ができます。そして、この木のそばにいると、全く何の心配もいらないという心持ちになります。
 タスマニアに滞在中、短期間、英会話学校に入学したことがあります。そのとき、そこでの人間関係に精神的にまいりそうになると、 よくひとりで庭のチェリー・プラムの木の下に行きました。
 「これ以上、人とかかわるのをやめよう」という思いと「いや、もう少し心を開き続けよう」 という思いが頭の中でせめぎあって苦しくなっていたのです。けれども、この木のそばにいると、どちらの考えも超えて、頭ではなく、 みぞおちからぬくもりのある安心感が広がっていきました。
 自分が大地にしっかりつながって、目に見えぬ存在に保護されているような感覚に包まれ、心が落ち着いてゆきます。「ふぅーっ」 と息を吐き出しては吸い込むうちに、肩の緊張もほぐれてゆくのがわかります。飽きずにずっとチェリー・プラムの花を見つめて過ごしました。
 そのおかげで、学校に通っている間は一度もパニックにも自暴自棄にも陥らずに、 そこで知り合った方たちと素晴らしい時をもつことができました。

純白の花は私たちの内側を照らす光

 チュリー・プラムの白い花からつくられるエッセンスは、あっという間に私たちを不滅の霊的な源につなげてくれます。 この花のエネルギーは、無意識の暗闇の中でも安心できるぬくもりをもっています。
 枝という枝を埋め尽くす純白の花は、物理的な光というよりも、意識の内部を照らす霊的な光です。
 私たちの強さは、権力や所有物ではかれるものではありません。それは内面の意識の力で決まります。
 私たちが住む世界には、確かにネガティブな影響力も存在します。それが自分の内からくるものであれ、外部からのものであれ、 私たちの精神が脅かされバランスを崩してしまうとき、チェリー・プラムは私たちを霊的な源とつなげ、 闇に屈しない光の強さを与えてくれるのです。
 ほかの木々がまだ花を咲かせない光の弱い早春に、いちばん最初にチェリープラムが咲きほこります。長い冬の間、 かじかんで縮こまってしまった大地や人々の心に光の祝福がようやく届くとき、光の天使たちはまさにチェリー・プラムに宿るのでしょう。
 「光を思い出しなさい。これは神の光であり、チェリー・プラムの光であり、あなたたちの光でもあるのですョ」と力強く告げているようです。

2006.12.27

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