Vol.19 エルム 自分の使命に目覚めて、やり抜く力を得る
ELM
学名:Ulmus procera
和名:
オウシュウニレ
【エッセンスが必要な状態】
一時的に自信を喪失する。
ある特定の役割に対する、自分の能力と適性を疑う。
【エッセンスで得られる効果】
内面からの呼びかけに従う。
責任を果し、信頼される人になる。
Eさんの体験談
2003年の9月、弟の結婚式でオーストラリアに行くことになり、
自分の直感で選んだボトルは、はじめて飲む"エルム"でした。
「自分の担った責務があまりに難しく人間の力では及ばないかのように感じられ、落ち込んでしまうことがある」
と本に書いてあり、何だかたいへんなエッセンスがでたなぁと思っていました。
滞りなく式は終わったのですが、帰国の前日、母がホテルの階段から落ちて血だらけになるケガをし、
動揺しつつも必死に母をケアしました。大事に至らず、何とか無事に帰国することができましたが、この出来事を通して、
「私は今まで何十年も長女として母を守ることに必死で生きてきた。
母がたいへんなときは何が何でも守らなければと我を忘れて、 ただこのことを考え続けてきた」と気づきました。
異国での事故でしたから、「私には無理かも」と一瞬思いましたが、 エルムを飲んでいたことが強い支えとなり、
また家族に抱いていた自分の中の想いについて深める大きなきっかけにもなりました。
ふとしたことでバランスが一気に崩れてしまう
Eさんは小柄でかわいらしい女性なので、
一見する限りでは"守ってもらうほうの側"の人間に見えます。周囲を楽しい気持ちにしてくれる存在で、
フラワーエッセンスの仲間たちの間では、「ラブちゃん」と呼ばれていました。あだ名通り、「愛」
がEさんにとってのテーマです。
エルムがマイナスの状態のときは、責任の重さに圧倒され、とても無理だと打ちひしがれてしまいます。
たいがいは仕事上の問題でこのようなパターンに陥ってしまうことが多いのですが、
それまで難なく保っていた精神的バランスが、 ふとしたことで一気に均衡を失い、
自分が背負っているものの重さに気がなえてしまうのです。
エルムを発見したときのバッチ博士は、まさにこのような心理状態にあったことでしょう。
同僚の医師たちが理解することのできない、まったく新しい治癒の法則を自然界の中に見いだし、
次々にエッセンスとなる植物を発見していきます。しかし、どうすればいいか教えてくれる指導者も教科書もなく、
所属していた英国医師会からは、バッチの仕事に難色を示す警告が送られてきていました。
また、12ヒーラーズ、7ヘルパーズを発見し、2つの群を合わせて19種で完成したと思っていたエッセンスの体系化も、
1933年のチェリー・プラムを皮切りに、
異なるレベルに作用する新しいエッセンス群をさらに探し求めていかなくてはならない局面にさしかかっているときでもありました。
バッチ博士が自分のやりとげようとしていることを、「一人の人間の力では及ばない仕事だ」と感じたとしても、
まったく不思議ではありません。
エルムの樹木の花からつくられたエッセンスは、「背負っているものの重さと責任は、そこに自分の使命を見いだせたとき、
個人の限界を超えて必ず成し遂げられるということ」を教えてくれます。
バッチ博士はエルムを発見してから半年後にセカンド19と呼ばれる後半の19種のエッセンスを完成させて、
仕事をやり抜くことになります。
かたく強い性質と、やわらかく繊細な性質をあわせもつ
エルムは大きく育つ落葉樹で、樹皮は厚くでこぼこしていて、長く深い溝をもち、
全体的には不規則な外観をしています。この木は、
ナラやブナのような硬材とポプラや針葉樹のような軟材の特徴の両方を保有します。
かたく強い性質とやわらかく繊細な性質をあわせもつことは、フラワーエッセンセンスのエルムにとって、重要な特徴です。
強くかつ繊細であることは、人としても樹木としても、存在に奥行きをもたらすと同時に、弱さも伴わせてしまいます。
小さなことがきっかけになって、自分のしていることに確信がもてなくなることがあります。
エルムの状態にある人々が従事している仕事や行いは、ほとんどの場合、人類のためになることであると、
バッチは書き残しています。Eさんが母親に対して抱いている愛情と援助の姿勢は、自分のためというよりも、
家族全体にとって重要なものでした。家族の問題に対しては、「もうかかわらない」
と切り捨ててしまうほうがはるかに楽なことです。報われるかどうかわからないことに全力で取り組むのは、
本当にたいへんなことですから。確かに一人でできることには限界がありますが、やわらかく感じとる能力があるからこそ、
何かに突き動かされ小さな人間としての器を忘れて、より高い目的に献身できるのです。Eさんは愛を生きることを、
事件のあった瞬間に選択し、行動していました。これがエルムの示す強さです。
水星につながるエルムは、高い次元からのメッセージ
ある数学者が、
いくつかの種類の落葉樹の葉芽(ようが=葉として育つ芽)が2週間のリズムで、太陽、月、
そしてもう1つ別の惑星に対応して脈打っていることを発見しました。何千もの葉を観察した結果、
それぞれの木がそれぞれ異なった天体に呼応していることが明らかになったのです。
エルムは水星とつながっていました。占星学で水星は、コミュニケーションと交換をつかさどります。
これは同種属間のコミュニケーションのみならず、異種属、他次元との交信にも関係しています。
エルムを服用していたEさんもそうですが、家族関係によきものをもたらそうと働きかける者には、
先祖の霊が見えないところから温かなサポートをくれるものです。現代人が忘れかけているこうした交流は、
私たちにふとした閃きを与え、内なる想いをゆり動かすのではないでしょうか。
残念なことにエルムはオランダエルム病という病で、そのほとんどが壊滅的な打撃を受けており、
今でも完全な対応策がないままの状況にあります。そのために健康で大きく成長できる木はごくわずかになってしまいました。
このことは、私たち人間に対してのメッセージでもあります。高次の世界からの呼びかけに応え、
苦難でも価値ある道を歩める人が少なくなってきているのでしょう。自然の精霊、植物や動物、先祖や天使たち、
こうした別次元の世界と交信する者の数も減ってきているのです。
エルムのもたらすメッセージはそれだけ、現代の私たちにとって重要度の高いものと感じます。
一人一人に特別な使命があるということを忘れてはいけません。心の奥にある衝動を、
その静かに燃えあがる炎を感じて前進することです。エルムが地上にある限り、
私たちは自らに与えられた使命をきっと成し遂げられるはずですから。
2007.01.26
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